テレビやパソコン・ホットプレートなど、一般家庭でも数多くの電気製品が備わっています。家族の数に比例して機器は増加するため、平均的な4家族でも住居内に約20個もの家電がある計算となります。これらのアイテムをすべてコンセントの差し込んで使用すると、床に無数の電気コードが散乱して見栄えが悪くなることでしょう。そういう時は、配線ダクトをセットして、電源コードを外側から見えないようにするのが賢明です。
配線ダクトは今では個人宅でも用いられている設備で、マンションに至っては標準装備をなされているほどです。この配線ダクトには電源供給セットというものがあり、主電源と接続すれば電気供給をダイレクトでおこなえます。電源供給セットのダクトは隠ぺい工法で設置をなされるため、壁や床・天井の中にダクトと各種電源コードを収めるので室内の美観を損なわないのもメリットに挙げられます。電源供給セット式配線ダクトの施工は、工務店と電気工事会社の2つに依頼をするため延床面積100平方メートルの戸建てであれば約60万円の施工費用となります。
工事が完了するまでに約1週間の期間を有するため、住居の新築工事かリフォームの時に依頼をするのが望ましいでしょう。電源供給セットであれば、タコ足配線をする必要もなく、安全に電気を使用して各家電を使えるようになります。企業や学校等でも設けることができ、電気コードを見えないようにすること以外のメリットも十分に感じられる設備です。