室内の美観を損なわない配線ダクトの概要と設置方法

多くの方が、配線ダクトという設備を一度は目にされていることでしょう。学校や商業施設・病院などいろんな施設で取り付けられています。電気が我々の暮らしに必要不可欠となっている現代では、身近な場所で数多くの家電が存在します。これらの機器に備わっている電源ケーブルとまとめて収納するには、配線ダクトは欠かせない存在です。

配線ダクトは一般的には、壁際や床のコーナー付近に設けられているものです。この場合、極力壁紙・フローリング材と同じカラーのダクトを選択なされますが、それでも目立ってしまうこともあります。室内の美観を損なわないようにするには、外側からダクトを見えないようにするのが望ましいです。その美観を損なわない工法が「隠ぺい工法」というもので、昨今は新築住居やビルであらかじめ設置工事をして提供されるようになりました。

「隠ぺい工法」の場合、壁や床・天井の内部に配線ダクトを設けます。約10cmほどの直径となっている円形パイプで、電源供給も可能になされているのが特徴です。一切外側から見えることがないので、美観を保てるのが最大の長所といえるでしょう。施工をするには電気工事士資格を有した方と、壁・床の設置工事ができる大工が必要です。

最低でも2つの工事会社にお仕事を依頼しなくてはいけないので、一般家庭なら約80万円の施工費が掛かります。手が込んだ工事になりますが、その分美観を十分に保てるという良さもあります。

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