丸札の役割と選び方について

丸札はケーブルを識別するために付けられる札を意味しており、線名札と呼ばれることもあります。この札は電気器具や配電盤のメンテナンスをする上で、とても大切な役割を果たします。沢山のケーブルが装置内に巡らされており、それぞれを識別するためには欠かせないものです。札には必要事項が記入されており、出入力機器の名称や番号、施工年月日などが記載されています。

番号はケーブルの両端に付ける決まりとなっており、作業上の目安として利用できます。出入力機器に関しては略称となっており、それぞれの略称を理解しておく必要があります。施工年月日は設備の経年劣化の判断基準にも名るので、インクが薄くならないように配慮が求められます。丸札を取り付ける際には、結び方がポイントとなります。

固く結び過ぎると、解くことが大変となり、作業の遅れにつながる恐れが発生します。それぞれ、専用の結び方が決められており、丸札を緩めやすい方法から固結びまで色々考案されてきました。それぞれ、現場に適った結び方をすることが大事になるわけです。現場で札に記入することもできますが、できれば事前に準備をしておくことが推奨されます。

パソコンとプリンターで印刷しておけば、時間が経過してもインクが薄れる心配がなくなるものです。札のサイズに関しては色々と揃っており、現場のケーブルによって選ぶことができます。カラーに関してもホワイトをはじめ、レッドやイエロー、ブルーなどが揃っています。材質に関しても種類が豊富で、軽量で割れにくいファイバー製もあるのがメリットです。

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