パソコンの組み立てに役立つ結束バンドとは

1960年代に日本で誕生した結束バンドは、今や世界各国で使用されるアイテムとなりました。

元々は電気工事に使用するための部品で、電柱間に敷設した電線を数本束ねるのに用いられていたものです。約10cmの太さのバンドの裏側に「トラッキング」という凹凸が備わっていて、バンドを締めると凹凸が噛み合います。これにより一方向にしかバンドが動かなくなり、一度締めると緩まないという特性を持っています。しっかりと物を固定できることから、今では建設現場の足場の組み立てから掲示板の取り付け・医療現場でも応用商品が登場するほどの万能なアイテムです。我々の身近な生活面でも役立ってる結束バンドは、パソコンの組み立て時にも使用できます。パソコン本体を自作する時は、HDDやグラフィックボード・冷却装置等を自身で配線して本体に収納することになります。配線数は約20~30と非常に多く、そのまま組み立ててしまうとケース内で入り混じってショートする恐れがあり非常に危険です。

この数多くの配線をスッキリとさせるのに結束バンドが活躍してくれます。パソコンの組み立てで使用する結束バンドは、取り外しが可能な「面ファスナータイプ」が好ましいです。このバンドだと一度締めると外れないという特性はなく、マジックテープ式で何度でも着脱が可能です。パソコンの配線はメンテナンスの時に取り外しすることになるので、「面ファスナータイプ」の結束バンドなら何度も再利用ができます。このバンドはパソコンショップやネット通販などで、複数本セットで販売されています。

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