文房具として暮らしの中で活躍する結束バンド

結束バンドは、電気工事関係者の間では以前からよく知られている製品です。

ナイロンなどの樹脂でできた細長いバンドで、ヘッドの部分に先端を通して締め上げると元に戻らなくなるような構造をしています。配線工事を行う際にこれを使用すると、何本ものケーブルがバラバラになったり、途中でたるんだりしてしまうのを防ぐことができます。結束バンドは工事用の製品を取り扱う専門店や、プロ向けの通販ショップなどで主に販売されています。しかしそれ以外のお店、たとえば文房具店などでも手に入れることができます。また、総合通販ショップでも購入できますが、カテゴリーはやはり文房具のジャンルに属しています。

なぜ文房具として扱われているかというと、一般家庭における日々の暮らしの中でも便利に使えるからです。何かを束ねたい時、長期間固定しておきたい時などに輪ゴムや紐などと同じ感覚で利用できますが、それらよりも長持ちします。住宅内で使っている家電製品の電源コードが床に散らばって見た目が悪い、あるいは足を引っかけそうで怖い、などの場合は、結束バンドでひとまとめにして壁際などに寄せておくと室内がスッキリ見えるうえ、お掃除なども楽になります。小さなお子さんや高齢者のいる家庭では、事故防止にもつながります。また、リング状にしたうえでその状態を長く保てることから、シャワーカーテンをポールから吊り下げたり、ハンガーを引っかけるためのフック代わりにしたりすることもできます。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *