50Gbpsの通信速度に対応しているlanケーブル

インターネットが広く世間に普及しだしたのは、2000年初頭からです。

それまではISDN回線を使用して従量制の料金体系であったことから一般家庭には浸透しませんでしたが、2000年に都心部を中心にADSL回線が整備されたことで月額定額制でネット接続を可能となり、安価でインターネットがおこなえることで普及することとなります。このADSL回線と共に登場したのがlanケーブルで、現在でもモデムとパソコンをつなげるためのアイテムとして使われています。2010年以降になるとADSL回線に代わって光回線が登場し、最大通信速度が10Gbpsを越えるようになりました。通信速度が速くなることで使用するlanケーブルも異なるようになり、計4つのランク分けを情報処理推進機構がおこなって備わっている回線に合った製品を用いることを推奨されています。

lanケーブルのランクはA~Dランクに分かれており、ADSL回線であればDランクの20Mbps~50Mbpsの製品を使用します。BからCランクは100Mbpsから500Mbpsの通信速度に対応しており、一般的な光回線に向いています。2019年に整備された50Gbpsの光回線の場合はAランクのlanケーブルが必要で、一般的な4本のグラスファイバー製品ではなく多面体のガラスを備えた高性能なケーブルを使用しないと50Gbps本来の通信速度を発揮できません。なお、このAランクのケーブルはADSL回線では用いるとノイズを発生させる恐れがあるので、光回線と併用できないのが特徴です。

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